EHR
Electric Health Recordの略。医療機関が患者の既往歴、病態把握に必要な各種検査の結果(医用画像も含む)、医師の所見と診断を記録する診療録、処方箋(オーダー情報)などを電子的に記録・管理するしくみのこと。この言葉は基本的な概念を示すもので、単一の医療機関が運用するものについてはEMR(Electronic Medical Record = 電子医療記録、いわゆる電子カルテ)と呼称することもある。いずれにしろ、電子的に記録することで管理が容易になり、見落とし防止や業務フロー改善につながる事で、医療安全や業務効率化に寄与するといわれている。PHRとは記録内容の違いもあるが、記録・管理する主体が「医療機関」か「患者・個人」であるかがもっとも大きな違いである。
更新日:2021/09/05